Kalafina 10周年、そして武道館での「Kalafina 10th Anniversary Live 2018」開催おめでとう!
もう1月23日から1週間経ってしまったけれど、
Kalafina 10周年おめでとうございます!!!
ついに、10年ですよ…当時中学生だった私がいまや社会人…
時が経つの早すぎでは???
中学2年生のときに友人の友人経由で『空の境界』を読み、そのためKalafinaを知って聴き始めたのも『劇場版 空の境界』からなわけですが、このあいだ初対面のKalafinaファンの方から「古参」と言われ、「あ、古参なのか…」となりました。実感はあまりない。
地方&親が外出に厳しかったので、CDは買っていたけれどLIVEには行けないこともありFJCにも入っておらず、初めてLIVEに行ったのは2011年11月25日の「After Eden Special LIVE 2011」でした。確か人生で初めてのLIVE。
そこからFJCに入り、でも大学院の学費を貯めるために節約していたのでLIVEには年に1回くらいしか行けず…がっつり行けるようになったのは5th Anniversary Liveからだったかなぁ
なので体感的にはファン歴5年くらいな気がします。
でも中学校に入学した人が大学を卒業すると考えると、10年って本当に永いですね…
初めてKalafinaの歌声を聴いたときのことを今でも憶えています。
テアトル新宿での『劇場版 空の境界』の上映は観に行けなかったので、初めてKalafinaの歌声を聴いたのは腐れ縁の友人宅だったんですが、当時はなかなかレベルの高い合唱部の一員だった弊害もあってJ-POPとか全然聴けなかったんですよ。声質などがすごく耳障りに感じてしまって。でも「ツバサ・クロニクル」(国民的な作品以外に唯一我が家で何も気にせずに観られたアニメ、それがNHK)の挿入曲とか「風の街へ」はすごく好きで。というか梶浦さんの曲やそれに伴う歌声がすごく好みだと今ならはっきり言えるんですが。梶浦さんが合唱経験者というのもあるのかなと勝手に思っています。
なのでKalafinaの情報は何も知らずに初めて「oblivious」を聴いたときは感動しましたね。「私でも聴けるアーティストがいた!!」と。もしも過去の自分に言えるのなら、「梶浦さんの曲と、梶浦さんが選んだ人やぞ!」と言ってあげたい。Kalafinaを知ったとき、梶浦さんとか「ツバサ・クロニクル」「機動戦士ガンダムSEED」とか、そういう結びつけが一切できなかったのは今思えば逆にすごいのでは。
そして友人宅から帰る途中にCDを買って帰り、翌日また友人宅へ行って携帯に音楽を取り込んでもらいそこからはヘビロテです。
そして今日までずっとKalafinaの音楽は大体ヘビロテです。今のiTunesのアカウントを使い始めたのは大学に入学してからですが、「君が光に変えて行く」や「アレルヤ」の再生回数などはなんだかすごいことになっています。
個人的にKalafinaの音楽は、「元気をもらう」というよりも「ただそこにいて寄り添ってくれる」なのかなと勝手に思っています。だからずっと聴いていてもうるさくない。でも印象が薄いわけじゃなくて、声や楽器といった音や歌詞はしっかりと残ってくれる。
勉強しながら、論文を書きながら、家事をしながら、通学しながら、そんな「ながら聴き」が多くて1日に5時間以上、休日には10時間以上も音楽を聴く自分がほかのアーティストと比べてKalafinaを聴き続けられたのは、飽きなかったのはそのおかげかな、とも思っています。
梶浦さんが手がけたサントラもあればもはや最強と言っても過言ではない。
そんななのでKalafinaと私の生活は切っても切れない関係なわけでして。もうほんと、ひやひやしています…どういう発表がされようとしっかりと受け止めて、受け入れようとは思っているけれど、この状態はいつまで続くのだろうか…ってなっています。あんまり暗くなりたくはないのだけれど、ふとしたときに考えてしまう。
さて、2017年は10周年に向けた1年ということで色々と盛りだくさんでした。
「9th Anniversary Live」
「9+ONE」
「“Harmony” ~Talk EVENT vol.1~」
「“Harmony” ~Premium LIVE~」
「世界遺産劇場 Extra—日光東照宮—国宝陽明門 平成の大修理竣工記念“Kalafina with Strings”」
「世界遺産Special LIVE―興福寺―中金堂再建記念“Kalafina with Strings”」
「Acoustic Tour 2017 ~“+ONE” with Strings~」
「“Kalafina with Strings” Christmas Premium LIVE 2017」
これで全部かな?まだあります…?
全部に参加できたわけではないけれど、秋は月一くらいの頻度というかそれ以上?でKalafinaの音楽を聴くことができて本当に感無量でした。東照宮でしかブログを書かなかったのを少し後悔しています。ブログを立ち上げたのが東照宮の日だから仕方がないんですけどね。
トークイベントで流れた様々なムービー、歌詞の朗読からの歌唱、お見送り。ビルボードでの「monochrome」のジャズアレンジほか数々のアレンジ曲、Keiko好きにはたまらない「風の街へ」ほか3人それぞれが選んだ楽曲のソロ歌唱。「with Strings」での「oblivious」。ほかにもまだまだ記憶に残っているものがたくさんあります。
なかでもビルボードなんて、前から2つめのテーブルかつど真ん中とか今振り返っても神席でしかなかったですほんと。「8th Anniversary Live」のときも整理番号50番以内というまさかの展開ですごくびっくりしたんですが、ステージの高さは結構あるので「近い!」とは思っても実感はそこまでじゃなくて。だから、どちらかというとしっとり系かつ目線の合いやすいビルボードでの接近はもうダメですね。テンションがおかしかったというしかない。
というかトークイベントでのお見送りもですが、接近はとても嬉しいのだけど心臓やテンションが危ない。危険。でも好きだし楽しいから、チケットが手元に来るときはやっぱり少し期待しちゃう。慣れたいような慣れたくないような複雑な気持ちです。
そんな充実した2017年の最後にとある爆弾?を外部から投げられつつ迎えた10周年は、不安な気持ちはあったけれど、最高の音楽を聴かせていただきました。ツアーだとどうしてもその日の体調・声質ってあると思うんですが、「ここに!合わせてきました!」というのがすごく分かる歌声で嬉しかったです。すごく幸せな空間にいられたんだなって思います。
「Kalafina 10th Anniversary Live 2018」のセトリはこちらからどうぞ。
「日本武道館で聴きたい曲」投票曲の上位とそれ以外の曲をいい感じに組み合わせるのかなとも思っていたのですが、まだ投票曲一覧になかった「百火撩乱」と「カンタンカタン」、インストの「君の銀の庭 Accordion solo ver. ~nightmare ballet~」以外の24曲は全て投票上位曲。いやはや、嬉しいですね。
なかでも「lirica」と「serenato」はすごく久しぶりに聴いた気がします。「lirica」で梶浦語を歌っているKeiko(2:40〜)には本当にゾクゾクしました。そのあとの入りの関係で生なのはKeikoだけというのもインパクトがありましたし、すごくかっこよかった。Keikoの低音が大好きな人間としてはもう、この時点で「10周年すごい…」ってなっていました。
まぁ、それ以上にすごいものが待ち受けていたんですけどね!!!
「ARIA」と「sprinter」、そしてWakanaによる泣きたくなる(というか泣いた)MCからの『劇場版 空の境界』の映像付き「oblivious」(さらに泣いた)、「傷跡」「君が光に変えて行く」という『劇場版 空の境界』ラッシュはもう初期ファンを感動死させるつもりかと思いましたよ…
お察しかと思いますが、投票は全て『劇場版 空の境界』タイアップ曲(「oblivious ~俯瞰風景mix~」「君が光に変えて行く」「傷跡」)にしました。もともと「oblivious」は入れなくては!という謎の使命感というか、『劇場版 空の境界』のタイアップ曲全てだけでなく『Re:oblivious』の曲も歌ってくれた会員限定じゃない「5th Anniversary Live」をWOWOWでダイジェスト的な感じ(しかもそのほとんどが新曲!)でしか放送せずDVD・BD化しなかったことへの恨みつらみがあったので『劇場版 空の境界』から「oblivious」「アレルヤ」と、あとは「into the world」かなと思っていたんですよね。
でも「ちょっと待てよ」と思い過去のLIVE DVD・BDの収録曲を見返したら、「君が光に変えて行く」と「傷跡」の名前がなくて愕然としました。ACとかで歌ってくれたことはあるけれど、もともとはKeikoとWakanaの2人曲だからなのか、「あの頃と声質も変わった」からなのか、ちゃんと固定のセトリで歌ってくれたことって少ないんだなと。他のファンの方もそう思ってくださったのか、「oblivious」のあとに「傷跡」がきて、さらに「君が光に変えて行く」がきて、もう本当に泣きました。というか今これを書いていても泣きそうです。希望を叶えてくれてありがとう、Kalafina。
すごく印象に残っているのはこのあたりなんですが、MCを削って9曲連続、ACをなくしてバンドメンバーによる豪華なインストの合間に衣装替え。「出来る限り時間いっぱい歌う」という意思を感じられるLIVEであり、「音楽で伝える」という思いがすごく伝わってきました。
衣装替えの直後に真っ白なウェディングドレスのような衣装で歌われた「ひかりふる」ではその世界観に引き込まれ、日本武道館で初めて聴く「百火撩乱」。
そして最後に「アレルヤ」。「未来は君に優しいだろうか」から始まるKeikoの歌声が大好きな曲です。
「Kalafina 10th Anniversary Live 2018」は本当に幸せな時間であり、1日でした。2018年1月23日をKalafinaと、そして多くのファンの方とともに過ごせたことをとても光栄に思います。そして集まったファンの姿や思いが、これからのKalafinaの背中を少しでも押すことができたのなら良いなと思っています。
そして!今度こそLIVE映像のDVD・BD化をお願いします!!WOWOWはお花が届いていたから放送するんだろうなって思っているんですが、もう本当にお願いですから「Kalafina 10th Anniversary Live 2018」こそはDVD・BD商品化してください…お金なら出しますから…
3月に開催されるイベントはどちらも不参加なのですが、3月30日(金)から4月12日(木)に上映される「Kalafina 10th Anniversary Film 〜夢が紡ぐ輝きのハーモニー〜」はたくさん観に行きたいなと思っています。
『Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~』特別映像
日本武道館で最初に観たとき、Wakanaの「3人が出会うことは運命だったから、Kalafinaって音楽が存在するのも、運命だと思います」という言葉に泣きました。今からすごく楽しみです。