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Kalafinaの正式解散とKeiko・Hikaru・梶浦さんからのメッセージに思うこと

2019年3月13日、Kalafinaの解散がスペースクラフトから正式に発表されました。

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 Wakanaがソロデビューとなった時点で「KeikoやHikaruのように事務所を離れるつもりはないんだな」と、その時点でKalafinaの活動再開は遠くなってしまったと思っていたし、WakanaがTwitterで音楽活動を呟いているのを見るたびに辛くなったり、少しマイナスな感情が湧いてしまったりもしていました。

梶浦さんの退社とKalafinaの活動休止から正式解散までの一連の流れにおいての事務所の対応に対する怒りのようなものはまだ存在していますし、これからも許すことはないと思います。

 

ですが正式解散が発表された翌日、梶浦さんが元プロデューサーとしてご自身のHPに場所を設けてお言葉を掲載してくださり、さらにはKeikoとHikaruのメッセージも届けてくださいました。御三方のお言葉を読んだあと、涙を流しながらようやくこれで一区切りつけられるのだと正直ホッとしました。

 

fictionjunction.com

ようやくです。ファンが求めていたKalafinaメンバーからの言葉が1年経ってようやく届けられました。Keiko・Hikaruともに事務所を退社した際にはメッセージを発表してくれましたが、特にKeikoからのものは明らかに事務所の手(検閲)が入っていて本人の素直な言葉ではないように感じられ、むしろ非常に辛くなったのを覚えています。

このタイミングで2人からこういった真摯な内容のメッセージが発表されたということは、これまでは色々な柵があったということを表しているとも思えますが、ようやく彼女たちが自由に動ける証拠のようにも思えます。

活動休止の発表以後、大手を振って3人のこれからの道を応援するという気持ちが揺らいでしまうこともありました。Kalafinaと過ごした時間は特別で、これからも度々、もしくはふとした瞬間に悲しくなるとは思います(いまだに10th AnniversaryのBDを観る勇気はありません)。

でもようやく一歩踏み出せるのではないか、前に進めるのではないかとも思っています。

 

いつかまたKalafinaの3人、そして梶浦さんの音楽の道が交わる時が来るのを楽しみにしながら、これからも応援していけたら。それがたくさんの素敵な時間をプレゼントしてくれたKalafinaと梶浦さんに対する恩返しになるといいな。