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Kalafinaであっても、Kalafinaでなくても、私はKeikoとWakanaとHikaruのファンであり続けたい

スペースクラフトプロデュースからの退社が一部で報道されていたKeikoからの退社を伝えるメッセージが、予想していたとはいえ「映画の上映期間が終わったと思ったらこれだよ!!!」と嘆かずにはいられないタイミングで来ました。

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12:00にKalafinaオフィシャルブログの更新、12:07にソニーミュージックからのKalafina最新情報のメールが届き、さらに12:20にはHarmonyからのメール…… 登録したのは私だけど、なにも時間差で叩きつけてこなくてもいいと思うの

 

12月の梶浦さん退社報道でKalafinaの行く末に不安になり、3月の「Keikoかも」という報道であと1ヶ月もしないうちにこの3人の歌声を生で聴くことができなくなることに悲しくなり。そして「Kalafina 10th Anniversary Film 〜夢が紡ぐ輝きのハーモニー〜」を観て、まだなんとなくではありますが、この現実を受け止められるかもしれないと思っていました。今こうしてKeikoのメッセージを読んだ身としては過去形な気持ちもありますが。

 

2017年ってツアーだけじゃなくてHarmonyの設立を記念してファンクラブ限定のトークショーやLIVEも開催してくれ、秋なんてこちらが心配になるほど詰めっ詰めな怒涛のスケジュールだったじゃないですか。「これで9周年なら10周年はどうなってしまうんだ!?」とお金の心配をしながらも楽しみにしていましたが、今にして思えば「来年はできないかもしれないから今やる」だったのかな、と。

それがKalafinaが思ってくれたことなのか、事務所が思ったことなのかは分かりませんが、どちらにしろなんだか遣る瀬ない。Kalafinaと一緒にいた空間を全力で楽しんでいたのは確かですが、その頃にはすでにこんな背景があったのかもしれないと思うと、悲しい気持ちになります。

 

プロデューサーである梶浦さんの退社が報道された日の夜に開催された「“Kalafina with Strings” Christmas Premium LIVE 2017」2日目、10周年という記念すべき日に武道館で開催された「Kalafina 10th Anniversary Live 2018」、先日上映が終了になった「Kalafina 10th Anniversary Film 〜夢が紡ぐ輝きのハーモニー〜」、本日発表になったKeikoからのメッセージ、Kalafinaが伝えてくれるのは感謝の気持ちだけで、事務所という目と耳があるなか、表現できる範囲内でファンのことを考えて言葉を話して、記してくれているのはとても感じるのです。ですがだからこそ、それを有難いという気持ちとだけでなく、苦しく思えてもしまうのです。この結論に至った経緯が今になっても何も分からないからこそKalafinaに関する全てが悲しく、苦しく思えてしまう。幸せな思い出だけを持っていたかったという我儘な気持ちを持ってしまうのです。

 

私たちファンは、Kalafinaの力になれましたか?

 

私たちファンは、Kalafinaの重荷ではありませんでしたか?

 

これまでKalafinaが活動してきた10年間はファンにとっても本当にかけがえのないものでした。

映画内でHikaruが「この先何があるかはわからないですけど、でも必ず思い返す期間だと思います」と語ったときはなんだか胸がいっぱいになり、「あぁ、自分もそうだな」と感じました。幼い頃から音楽は大好きでしたが、ただひたすら追ったのはKalafinaが初めてで、Kalafinaの音楽は私にとっての生きがいで、そしてこれからも生きがいであり続けると思います。

 

だからこそ、Kalafinaが3人ではなくなってしまうかもしれない(退社であって脱退とは言われていない)これからも、Keiko、Wakana、Hikaruには幸せであってほしいと強く願います。必要以上には苦しまないでほしいと思います。私はKalafinaのファンですが、Keiko、Wakana、Hikaruそれぞれのファンでもあります。Kalafinaであっても、Kalafinaでなくとも、自分の好きな音楽を、やりたい音楽を奏でてほしい。そして疲れてしまったときはゆっくり休んでもいいのだと伝えたい。

 

Keikoの歌声はKalafina結成の前である小学生のときに聴いたのが最初で、TVで流れた「風の街へ」に対して「なんて素敵な旋律と歌声なんだろう」と思ったことを今でも覚えています。そして中学生のときにKalafinaが結成され、中学校で合唱部に所属してアルト2を担当していた縁もあってKalafinaのファンであり、低音が魅力的なKeikoの歌声のファンになりました。

今回のKeikoからのメッセージでは今後に関する明確な言葉はありませんでしたが、「更に前へと進んで行けたら」という言葉を信じて、再びKeikoが表舞台に出てくる日を待ちたいと思います。

というか、待つしかない。

 

新しいKeikoを、Wakanaを、Hikaruを、待っています。

Kalafinaであっても、Kalafinaではなくなってしまっても、私はあなたたちのファンであり続けたい。