音楽と書物とそれから

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竹箒に並びたくてコミケ(C100)に初参加した話

Twitterをフォローしてくださっている方はご存知かと思いますが、この度コミケに竹箒がサークルとして参加されるということで、「これは行かねばなるまい!!!」と初めてコミケへ参加してきました。

 

コミケというものに今まで興味はあったんですが、夏は繁忙期真っ只中、冬は毎年帰省のため東京不在でなかなか機会がなく。

ただ昨年夏からお盆が繁忙期ではなくなったのと、今年のは新盆だったため休みを取りやすく。

ただまぁ当日はお昼過ぎには会場を出て電車に乗らないといけなかったため、一次販売(抽選)は落選でしたが、なんとかアーリーの二次販売(先着)の戦いに勝利し、アーリーB枠(7:30〜8:30受付、10:30から順次入場)をゲットしました。

 

で、以下は忘備録含めたレポ的な何かです。

 

当日は7:02に国際展示場駅に到着し、広場にある東アーリー(A・B)用の待機列に並んでから7:32頃に受付場所の東7へ向けて出発。ちなみにこれ、駅前のスタッフさんから誘導されますが、並ばずに直接受付場所へ行く方がどう考えても早いです。

検温、チケットと身分証明書の確認、荷物検査(危険物確認)、リストバンドの受け渡しが終わったら駐車場へ移動し、7:50頃に待機列確定。

9:30までに戻ればOKとのことでしたが、特にお手洗いにもいかずその場で待機。朝ご飯を食べた後はひたすらTwitter掲示板を見ていました。

そのため「竹箒のサクチケ列がやばい」というの情報も入手しており、9:30頃に周りが少しザワザワしているなぁと思ったら、東8の出入口付近から竹箒のサクチケ待機列が見える......

「え、これヤバくない?開場したら中まで移動せずここから直接竹箒に並ばせてくれ......」と思いながらTwitterを見たら「竹箒完売」の文字があり、「なるほどこれが情報戦」とひとつ賢くなりました。

あと竹箒(実物)を持って竹箒(サークル)へと誘導するスタッフさん情報に笑いました。

10:00に開場し、10:35くらいにアーリーBも待機列が動き始め、東7・8間の通路を通り東6ホールを突っ切り再び外へ出て、10:42に東7壁側の竹箒最後尾へ。

正直めちゃくちゃ早歩きしたので途中足がもつれるかと思ったし、最後尾に着いた頃には汗だくで息も切れてました。最後尾札を持っているスタッフさんは見かけましたが、1分1秒を争っている精神状態だったので、もう撮っている余裕なんてなかったです。

そんな状態だったので、要所要所に竹箒の列最後尾への案内があったのは非常に助かりました。企業スペース用の立て看板らしいですね。

 

到着から1分もせずに列が折り返し、そのあと5分後くらいに「今から並んでも買えない可能性があります!」という運営スタッフさんの声が聞こえました。

その後もどんどん列が伸び、最終的に列が完成(もう新しく並べない状態)したのが11:30前だったと思います。ちょうど東7前方の蛇腹部分に居ました。

11:50頃には蛇腹部分を乗り越えて東6前エリアに入り、12:02頃に竹箒列の最後尾とすれ違い、12:30頃に東4のシャッター前、12:45頃に最後の角を曲がります。そして12:54、ついにレジへ到達し、無事に購入完了!

竹箒のスペースが遠目に見え始めるとドキドキ&ソワソワしましたし、受け取ったときは本当もう感無量でした。

竹箒の列は1列に3人(レジが3箇所)並んでおり、私はちょうど真ん中にいたのですが、真ん中の売り子さんが本を3冊まとめるのが丁寧ゆえにちょびっと遅めだったかな?という印象でしたが、思っていたよりはスムーズでした。

机の上には売り子さんごとに頒布物3種類がそれぞれ単独で積まれていたのと、後方に待機されている方が何人かいらっしゃったため、後方で事前にセットを作っておけば良いのでは?とちょっと思いましたが、頒布物の判型がA4だったりB6だったりと全部違うため積んでしまうと歪みが発生する可能性があるため難しいのかもしれないですね。

ちなみにお隣の羽海野チカ先生のサークル「海の近くの遊園地」では頒布品(オベロン本)がまとめて綺麗に袋詰めされており、売り子の方も書店員さんなどの販売経験豊富な方だった(Twitter参照)ので、ネット上ではその辺りが比較されている印象でしたが、歴戦の販売員と比べるのはなぁと思ったり。

 

ちなみにこちらがC100で竹箒(武内崇さん、奈須きのこさん)が頒布した品物です。

 

 

 

 

3冊セットで3,000円!破格!!

 

なお、うち2冊は同人誌としては異例の「受注生産」が決まっております(事前予約は戦争だった)。

とっても素敵な内容なので、気になっている方は是非!

 

以下の記事を読んでくださった方はご存じかと思いますが、奈須さんの文章大好き人間なので、ルフェは事前通販でも保存用として1冊購入しちゃいました。心置きなく熟読させていただきます。

 

sxpqbrllrd.hatenablog.jp

 

それにしてもアーリー二次先着、竹箒事前予約、「アーキタイプ:アース(アルクェイド)」宝具2、などなど7月末から8月前半の運気が凄いことになっているので、2022年の残り数ヶ月はもしかしたら死んでいるかもしれません。

でもFGO2部7章は奈須さん担当だから生きなきゃ......

 

 

 

で、ここからはコミケ初心者としての忘備録です。

事前購入チケット制になって2回目のコミケということもあるのでしょうが、事前に色々と調べていた内容と比べると、全然辛くなかったです。

おそらく歴戦の先輩方にとっても、同じかと思います。特に今回は盛大に人を集めた竹箒含めシャッター前に配置されたサークルの列は全て外に形成されていたため、館内はとても快適で目当てのサークルをスムーズに見て回れたという声も。

また、当初の予報では予想最高気温が35℃くらいだったためネット上では熱中症の危険について取り上げられていましたが、台風8号の発生により予想最高気温が下がりました。

最終的に1日目は台風の影響で土砂降りの大雨、2日目は台風一過で猛烈に暑くなると思いきや朝には雨がパラつき、開場の頃には日差しが燦々と降り注ぐようになりましたが、お昼時でも32℃までしか上がらなかったため猛暑日にはなりませんでした。その代わり湿度が高めでしたが、風があったため想定より過ごしやすい環境でした。

その結果、熱中症対策で色々と用意しましたが、ほとんど使いませんでした。

ただ備えあれば憂なしとも言いますので、参考までに私のスペックと当日持っていったものを挙げておきますね。

 

《スペック》

・20代後半女性

・平均身長、平均よりは痩せている

・どちらかといえば寒がり(真夏でも長袖か七分袖がデフォルト)

・普段は屋内で仕事

・運動能力は幼少期から底辺(今では走るとすぐに息が切れる)。ただし寺社目当ての山登り(高尾山、鞍馬山貴船伏見稲荷神社etc)は好きなので完全なインドアではない

・食べるときはすごく食べるし、食べないときは全然食べない

 

《服装》

・上半身はシースルータイプのゆったりとしたシルエットの七分袖

・下半身は八分丈のスカーチョ

・靴はスニーカー

 

全て黒色は避けて、風通しの良さ重視です。

髪もポニーテールにしていました。

 

《持っていったもの》

△飲み物5本(500〜650ml)+ゼリー飲料1本

ポカリなどのスポーツ飲料系は甘すぎて逆に喉が渇くため、麦茶×3(1本冷凍、2本冷蔵)、ミネラルウォーター×1(冷蔵)、レモン系飲料×1(冷凍)でした。

お手洗いに行くことを控えるため若干セーブ(東駐車場では30分に一口程度、竹箒では列が動くごとに一口)して飲んでいたので、13:00過ぎに会場を出るまで麦茶1本飲み切りませんでした。

午後の予定のために少し多めを意識しましたが、余裕を持って3本くらいで良かったかも?まぁでも足りなくて不安に襲われるよりはマシですね。

今回は東駐車場にキッチンカーは出店しませんでしたが、国際展示場駅前の待機列では1本150円でペットボトル飲料が販売されていました(カートで回ってくれていた)。

竹箒の列に並んでいるときは近くに自動販売機があり、実際に斜め前の方が列を抜けて買われていましたが、時間帯によっては全て売り切れている可能性もあるためあまり期待せずに事前に用意しておいた方が良いです。

凍っている2本は保冷剤&暑いとき首に当てる用だったのですが、30℃前後の気温だとそこまで必須ではないですね。保冷バッグに入れる際に薄手のタオルで包んでいたのもあってか、13:00過ぎでも半分も溶けていませんでした。猛暑日でなければ、冷凍は1本で良さそうです。ただ、コンビニなどで購入できる冷凍飲料を利用したため、自宅で一晩冷凍庫に入れてだけだと溶けやすいと思います。

ちなみに保冷バッグは100均で売っているレベルのものです。飲んでいる最中のペットボトルには、同じく100均で購入できるペットボトルカバーを利用しました。

 

○朝食&軽食

事前にコンビニで購入していたサンドウィッチを東駐車場の待機列で食べ、そのほか合間合間のエネルギー補給として小麦粉系やナッツ系の軽食(栄養補助食品やお菓子系)を用意していました。

ひとりで旅行や遠出をする際はお昼ご飯を食べる時間を考慮しないスケジュールを立てがちなため、そのとき同様カロリー&糖分摂取がメインな感じです。

例として挙げるなら、バームクーヘンやパウンドケーキ、クリーム玄米ブランやバランスパワー、飛騨娘(豆板)やナッツボン(ピーナッツを水飴や砂糖で固めたもの)あたり。特に後者は「一口で食べられるサイズ」を重視しています。

ちなみにカロリーメイトはパサパサ度が高く口の中が乾燥するので個人的にはあまりオススメしません。

また、自分の好みより甘いものだとどうしても水分を摂取したくなるため、食べ慣れたものがあるならそれを持って行く方が良いです(チョコレートは除く)。

などと言っていますが、結局食べている余裕がなかった(午後の予定も押していた)ため、朝食のあとは塩分補給以外、12時間ほど何も食べませんでした。ちなみに活動時の食事抜きは慣れていない人間がやると危険な可能性があるため、ご自身の限界には充分ご注意ください。

ちなみに乗り物に酔いやすい方はほんの少しでもいいので胃に何か入れてから電車に乗らないと気持ち悪くなって気分最悪ですのでお気をつけて。

 

 

○塩分補給

塩飴や塩タブレットといったものが苦手なので、夏場にいつも食べている梅干し系のお菓子1種、個包装の紀州南高梅を持っていきました。

最終的にはお菓子を1粒しか食べませんでしたが、何も持っていないと詰むので何かしら1種類はあると安心です。

また、東駐車場の待機列で、塩タブレット開封時に落としてしまっていた方(きちんと拾われています)を見かけたので、気持ち多めに持っていくのが吉です。

 

◎バスタオル(Seriaの60×120マイクロファイバー

ストールを羽織るようにしてクリップで留めていました。

陽射しを遮るのにちょうど良かったし、マイクロファイバーだと暑いかな?綿の方が良かったかな?と思っていたけどそんなことはありませんでした。

透けない素材でゆったりとしたシルエットの長袖だったらいらないかも?と思わなくもないですが、手先や保冷バッグも覆えたのは良かったです。あと肌が直接暑い生地に触れないのも体感的には良いかと。

ちなみにダイソーのバスタオルは一回り小さいので向きません。また、男性だと60×120でも小さい可能性があるため、使用前に試しに羽織るのをお忘れなく。

ちなみに、どうしても嵩張るものではあるため最悪荷物がどうしようもなくなったら処分できる、という意味で100均で購入しました。その辺りを気にされない方はお気に入りのメーカーのバスタオルで良いかと思います。

 

◎フェイスタオル(Seria、表面がガーゼ生地)

上のバスタオルと一緒に購入しました。

フェイスタオルを首に巻いてからバスタオルを羽織るとズレなくて良い感じでした。

ただ、出来たら同じような素材でマフラータオルの方が良かったですね。

 

◎帽子

日傘だと片手が塞がれるので、やっぱり帽子があって良かったです。ツバが大きくて首元がしっかり隠れるものを選びました。

あと紐付きだったので、両手に荷物を持っていても首元にさえ手が届けば飛ばされないので、ちょっと強めの風が吹いたときでも安心でした。

ちなみにポニーテールをした状態で帽子が浮かないように、少し大きめのを選んでいます。

日差しだけでなく、少しの雨なら帽子と前述のバスタオルで凌げます。

 

×日傘(行き帰り用、晴雨兼用)

自宅を出たのは5:30過ぎくらいだったので日差しが弱く、帰りは荷物で両手が塞がっていたので全く使いませんでした。

ただ、待機列や竹箒の列で使っている方はいらっしゃいました。

待機列では、周囲が座った状態でお一人だけ立って差していたり、座った状態でも真っ直ぐに差すことで特に問題にはなっていませんでした。今回は感染症対策の関係もあり。「前倣え」ができる程度のスペースが各自で確保出来ていたことが大きいですね。ギュウギュウの待機列では厳しいです。

竹箒に関しては事前にTwitterで日傘の利用に言及していましたし、見える範囲の皆さんは基本男性(もしくは男女ペア)で、しっかり上の方で差していたので前後左右の方の迷惑にもなっていませんでした。

女性の場合だと、長身の方でないと腕を伸ばし続けるのがキツそうです。ただ、逆に傘を顔ギリギリに近づければ骨組み部分が後ろの人の顔に刺さることもなさそう?この辺りは周囲の状況を見て適宜判断するのが良いです。

 

○扇子

東の待機場所である駐車場への到着直後、竹箒の最後尾へ並んだ直後といった、直前に動き回ったときだけ使いました。

なくても何とかなるけど、嵩張らないのであった方が良さげ。

また、無料配布されていた団扇(コードギアス)を持っている男性をもチラホラ見かけました。

 

×コンパクト扇風機

この日のために買ったのに、結局1度も使いませんでした。扇子で充分。

使っている方は何人かいらっしゃいました。

 

△汗拭きシート

そもそも普段から使う習慣がなく、でもまぁ一応あった方が良いだろうと購入しておきましたが、お手洗いにも行かず使うタイミングがなかったため、結局使いませんでした。

あと水分多めのサラッとした汗だったので、特に不快感もなく。

 

○日焼け止め

こちらも普段使う習慣がないため、コミケ用に購入しました。

日差しが出てから、足首周辺と肘より下に一度塗ったくらいです。結果、手の甲がちょっと焼けたかな?といった感じ。

 

 

結論としては、普段から使っているものは使うけど、そうではないものは無くても大丈夫なものが多い、という当たり前といえば当たり前な感じでした。

飲み物の量だけ注意して、あとは普通に「夏場、長時間に渡って外にいる」ときの準備だけでOKです。

コミケだからと気負う必要は全然ありませんでした。

 

もちろん年によって違うと思うので、天気予報と自身の体調重視で用意されるのがいいと思います。

 

それではみなさん、良い夏をお過ごしください。