「Yuki Kajiura LIVE 番外編 ~STUDIO配信LIVE vol.#1 reprise!」感想
今回の記事もタイトルそのままな感じです。
私が大好きな作曲家・作詞家・編曲家な梶浦由記さんのLIVEといえば「Yuki Kajiura LIVE」(通称YKL)ですが、今回2020年9月18日に番外編として「STUDIO配信LIVE vol.#1 reprise!」が「Streaming+」で開催されるとのことだったので、早割チケットを購入しました!
平日の20:00開演なんて社会人に優しすぎてとても有り難いことです。定時退勤は19:00だけど10〜15分の残業はよくある職場なので、最初から家で観られるように頑張りました(19:55帰宅)。
STUDIO配信とのことなので、どんな配信LIVEになるのかな〜とわくわくドキドキな感じで楽しみにしていたんですが、結論から言うと「想像していた以上に最高」でした。
初配信となるとまぁ勝手が違うとは思うんですが、もうね、そういう違和感は一切なかったです。いつものLIVEで見せてもらっているレベルの高さでした。
むしろ良いところで止まったり画質が悪くなる私のiMacネット環境(Wi-Fi)が恨めしかったので、9月22日までの見逃し配信では隅から隅までしっかり観ようと思います。
今回はPCで見ていたので、「これリアルタイム感想を書けるのでは?終わったらそのままブログ投稿できてしまうのでは?」なんて思っていたりもしたのですが、なんだかもう感想のワンパターン化が激しくてですね。
見返したら「相変わらず歌姫のレベルの高さがおかしい。安定感が半端ない」「冒頭のJoelleさん最高」「YURIKOさんの高音綺麗すぎ」「「LaLaLaLa......」の歌い方好き」「ソロのときより表情が柔らかくて自然体なKEIKOありがとう」「今野さんのヴァイオリンソロ最高すぎてやばい」「オバヲさんが何の楽器を演奏しているのかとても気になる」とかしか書いていないんですよ......語彙力と感受性(そしてこの映像と音源)がほしい。
なので多分いつも以上にざっくり感想になりそうな気がします。
今回はいきなり音楽が始まるのかと思ったら、まさかのリハーサル映像や参加メンバーのインタビューが10分くらいモノクロ画面でありまして。舞台のバクステとかもすごく好きなので、自然体な姿を見られる映像がもっと見られたら嬉しいですね。
このときのKEIKOの表情がこの間のソロライブの時よりも柔らかくて自然体に近そうだったのはなんだか安心しました。
歌姫が可愛いのはいつものことなんですが、リハの時に「これ(譜面台)いらなくない?」みたいなこと言っているなぁと思ったらやっぱり本番ではなくなっているのは、自分でもよくわからないけれどなんだか「好き」ってなりました。
そしてカメラさん?に「譜面だけは映さないでほしい」言っている梶浦さんを見るとなんだかとっても見たくなるファン心。
楽器としてはピアノとクラシック系の弦楽器が好きなので、今回のセットリストではヴァイオリンの今野さんのターンが多かったので本当に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
梶浦さん(ピアノ)と今野さん(ヴァイオリン)の組み合わせが最高で、ヘッドフォンをつけて聴いていたんですが、耳が幸せでした。
あと個人的に意外だったのですが、ヴァイオリンもギターもベースもドラムもパーカッションも部分部分で「おおっ!!(好き)」となったりしたのですが、梶浦さんのピアノはですね、個人的に好みドンピシャ完璧すぎて逆に何も感想が湧かない現象が発生しました。梶浦さんのピアノアルバムとかほしいです。
それとパーカッションのオバヲさんが画面に映ると「なんの楽器を演奏しているんだろう」って凝視してしまうし、いったいいくつの楽器を演奏できるのか気になります。
Joelleさんの歌声を聴いたのはYKL#15が初めてで、当然のことながら(再生数がすごいことになっている)手持ちの音源にはJoelleさんのものがないのですが、そんなに人間でもすんなり受け入れられて、かつ「歌声や発音や歌い方がすごく好き」と思えるほど自分のものにされているのはすごいなぁと今回すごく思いました。とりあえず「Joelleさんの英語の発音がすごく好きだなぁ」「しっとり癒し系でも芯のある声いいなぁ」と思ったので、いまこの文章を打ちながらiTunes Storeをチェックしております。
YURIKOさんはね、どんなときの歌声も素敵なのだけど、特に高音が綺麗すぎてびっくりする。口先をほとんど動かさずにちゃんと奥を広げて歌っているから、「え?いまこの高音を歌っているのってYURIKOさん???マジで???」ってなる。中学時代、全国でも常に上位3位に入るようなとある合唱部(郡山二中)の歌い方と一緒でなんだか色々納得しました。
KEIKOはね、とりあえずなんだかもう全体を通して「KEIKOが自然体だったり楽しそうに歌っている姿を見ることができるのが私の幸せです」という状態でした。推しの幸せが私の幸せって多分こういうこと。
スタジオ配信ということもあって歌姫のマイクは全てスタンドだったので、みんな手には何も持っていなくて。だからこそ普段のLIVE以上に思い思いに歌っているなぁと思ったりしたのですが、最後の数曲はともかく前半から中盤は「動のJoelle、静のKEIKO」という感じがすごくて。ほとんど体を動かさず両腕とも下ろしているKEIKOが印象的でした(ちなみに私はイメージを手で表現した方が歌いやすいJoelleさん派)。
最後のメンバー紹介でテンション上げ上げなKEIKOも、梶浦さんを紹介するKEIKOも、他の歌姫が手を振っているなかお辞儀しているKEIKOも最高でした。
なんだかすごくKEIKOが楽しそうで幸せです。
「the world」# .hack//SIGN Original Sound and Song Track 1
今野さんの弦とJoelleさんの低音が最高でした。
「key of the twilight」# .hack//SIGN Original Sound and Song Track 1, Fiction
梶浦さんのピアノ最高
—MC-1
「LIVE欲」
歌姫紹介
KEIKOだけ「よろしくお願いします」だけで名乗らないのがなんだか意外でした。
「vanity」# Fiction
Joelleさんの英語を存分に楽しめる曲。
KEIKOのハモりもソロパートもすごく好きな声だなって思ったり。
もちろん全員でのハモりも素敵でした。
「liminality」# .hack//Liminality Original Soundtrack
YURIKOさんのソロがとてもかっこいい。高音が綺麗すぎてゾクゾクします。
そして「I willbe」からの全員の歌声が最高。
「in the land of twilight, under the moon」# .hack//SIGN Original Sound and Song Track 2
YURIKOさんからのKAORIへのバトンタッチがかっこいい。
中盤「ララララ.........」のJoelleさんめっちゃ好きです。
最後にKEIKOとKAORIが顔合わせるのも良き。
—MC-2
梶浦さんの後ろで映っている強様がかわいいことに気づき、以後注目していました。
「I talk to the rain」# ツバサ・クロニクルFuture Soundscape I
今回のセットリストで初めての「ツバサ」曲にテンションが上がりました。
梶浦さんとの出会いはガンダムSEEDでしたけど、劇伴を初めて聴いたのが「ツバサ・クロニクル」で、他作品と比べても楽曲の「好き」率が圧倒的に高い梶浦さんの劇伴作品です。ちなみに原作は漫画(CLAMP『ツバサ』完結済み)でアニメはNHKです。後半はちょっと血の気が多いけれど面白いので是非読んでいただきたく。
vocalはJoelleさんとKAORIだけ。
そして弦がやっぱり最高.......
「godsibb」# ゼノサーガエピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき] Original Sound Best Tracks
実は初めて聴きました。
KEIKO以外の三人で最後まで梶浦語たっぷり。
後半の曲調が変わってからの感じが好きです。
—MC-3
お題「この夏1番美味しかったもの」
KAORI「メロン」
「スイカ派だったのがメロンに目覚めた」とのこと。「この期間中にぶくぶく行きました」のぶくぶくという表現が可愛くて笑いました。
KEIKO「桃」
KEIKO「美味しかったっす」
梶浦さん「......終わり?」
KEIKO「終わりっす」
↑このやり取り可愛いなぁと思ったし、 こういうやりとりが許される間柄を感じられて好きです。
YURIKO「豊洲市場から中トロとか鱸1本」
前2人がフルーツだったのにガチなやつが来た!なんて思いました。
梶浦さん「シロクマ」
「この夏はかなりシロクマでした」とのことなので、シロクマを食べたことのない私もちょっと気になります(ただしもうアイスの季節ではない)。
「fake wings」# .hack//SIGN Original Sound and Song Track 1, Fiction
Joelleさんと梶浦さんと今野さん。
しっとり癒し系だけど芯のあるJoelleさんの声は最高でした。
そして梶浦さんのピアノとの親和性が高い。
あと、ちょっと鋭いヴァイオリンに添えられるピアノのやわらかさが好みです。
「媛星(himeboshi)」# 舞HiMEオリジナルサウンドトラックVol.1『姫(HiME)』
KEIKOとYURIKOさんの癒しボイス、そして梶浦さん。
「目覚め(mezame)」# 舞HiMEオリジナルサウンドトラックVol.1『姫(HiME)』
最初のYURIKOさんの伸びのある響きがすごい好きです。
ヘッドフォンを押さえているKEIKOの立ち姿も良いなぁと思いながら観ていました。
楽器に対して歌姫1人、2人とかのしっとり系も好きだけど、歌姫も楽器も全員でのハモりが梶浦さんのLIVEを聴いているぞって感じがします。
これまで静かに歌っていたKEIKOが身体を動かし始めたのはこの曲からな感じでした。
—MC-4
FBMの紹介&お題
強様「カヴァランウイスキー」
オバヲさん「モヒート」
Jrさん「ベランダで家族とやった焼肉」
是永さん「業務用スーパーで買った表無用の台湾 餅」
今野さん「近所にできた札幌ラーメンのお店」
大平さん「スイカ」
小岩さん「メロン」
ちゃんとは聞こえないけど、FBMや歌姫がマイクを通さずにわちゃわちゃしているのが可愛くて好きです。
「canta per me」# NOIR Original Soundtrack I, Fiction
YURIKOさんの透き通った歌声が最高です。
そして彩りを添えるKEIKOの低音にもうっとりしちゃいます。
「salva nos」# NOIR Original Soundtrack I, Fiction
イントロを聴いた瞬間「きたー!!」ってなる曲で、手拍子したくなりますね。
梶浦さんのピアノソロが最高でした。
「zodiacal sign」# アクエリアンエイジSign for Evolution ORIGINAL SOUNDTRACK, Fiction
分割画面の演出が素敵でした。
あとやっぱり思わず手を動かしちゃうし楽しそうに歌っている姿を見られるのは幸せ。
中盤のドラムとベースとギターの低音も素敵でよかったです。
—MC-5
「zodiacal sign」の手振りは「KEIKOちゃんに頼んだ」とのこと。
梶浦さんのことを「先生」と言っているのも良いなぁ、と思い聞いていました。
「a song of storm and fire」# ツバサ・クロニクルFuture Soundscape I
「ツバサ」の劇伴はどれも素敵な曲で好きなのですが、そのなかでもすごく好きな曲のひとつです。聴いていると脳裏に作中の映像が浮かんでくるんですよね。
ちなみにツバサ曲は声ありだと「a song of storm and fire」のほか伊東恵里(伊東えり)さんの「ring your song」、KEIKOの「風の街へ」などを推しているんですが、完全なるサントラだと「break the sword of justice」とか「hear our prayer」がすごく好きです。
出だしと中盤の今野さん&梶浦さん、クライマックスのオバヲさんが最高でした。
MC
Encore
- open your heart
# .hack//SIGN Original Sound and Song Track 2, Fiction
なんだかすごくお終いの曲というイメージのある曲です。
冒頭のピアノの「ポン、ポン」っていう鳴り方が好きで、それに重なるオバヲさんの奏でる音色も良い。
Joelleさんソロでは力強さが出ていたのに対し、歌姫全員になると柔らかさが出るのが面白いなぁと思いながら聴いていました。
- tsubasa
# ツバサ・クロニクルFuture Soundscape I
聴いた瞬間、KAORIのソロきた!!ってテンション上がりました。
KEIKOも合わさって楽しそうに歌っているのは見ていて嬉しかったです。
KEIKOが「ラララ」で手拍子してくれるの最高だし、ヘッドフォン外してくれるの最高。今回のLIVEで1番楽しそうな感情を出して歌っているなぁって思いました。
最後のKAORIのアレンジもちょっと洋楽味もありつつな感じでかっこよくて良かったです。
今回は初めての配信(かつスタジオ)とのことで、どんな音楽を聴くことができるのか楽しみにしていましたが、想像していた以上に最高の時間を過ごすことができました。チケットを購入して本当によかったです。
また、梶浦さんが作る劇伴を初めて聴いたのが「ツバサ・クロニクル」かつ今でも1番好きな劇伴作品なので、サントラとは異なるメンバー、アレンジで紡がれる「当時とはまた違った形の最高の音楽」を聴くことができてとても幸せでした。今回#1の再現ライブ開催を決めてくださり本当にありがとうございました。これからも梶浦さん、歌姫の皆さん、FBMの皆さんの音楽を聴けることを楽しみにしています。
もしも叶うならば、今回配信してくださった映像や音源を手元に置いておきたいのでディスクやデータなどにして販売していただけると嬉しいです。
もちろんLIVE会場で生の音楽を聴くことができればとても嬉しいのですが、今回はただの生配信LIVEではなく「スタジオ」というところが普段は見られない部分を見ることができて良かったなぁと思いました。ホールやライブハウスからの中継よりも、配信だからこそできるものをもっと観てみたいです。