「KEIKO First Live K001 〜I'm home〜 」感想
ほぼ毎回恒例な感じのタイトルですが、ついに行ってまいりました「KEIKO First Live K001 〜I'm home〜 」!!!
その名の通り、ボーカルグループ「Kalafina」で10年活動したメンバーのひとりKEIKOの初ソロLIVEでございます。
ソロ活動が発表されてから待ちに待った日その2(その1は楽曲配信)なので、今日(寝て起きるまで日付は変わらない)という日を迎えられて、リアルタイムで感じることができてとても嬉しいです。
新型コロなんちゃらの関係上、初の配信LIVEでもあったわけですが、なんと大変運の良いことにチケットが当選しましたので会場参加させていただきました。
情報が解禁されたときは「キャパ100席(減る可能性あり)とか当選すると思う?」という自分と、「でもKalafinaのLIVEで落選したことないしビルボードも良席が当選したんだからいけるのでは?」という自分が脳内でわちゃわちゃし、「まぁ当たればラッキーだよね(当たってくれ)」と申し込んだ結果なんと当選。申し込んでみるものですね。
このLIVEは見逃し配信(9月13日までの限定)もあるので、まだの方、興味のある方はぜひ観ていただけると嬉しいです。
で、ようやく念願叶って着物でLIVEへgo!してきました。
もともとKalafinaのLIVEで着物を着ている方がいらっしゃり自分もそうしたいなと行動し始めた年のChristmas LIVEで事務所騒動が記事になったので……もう叶わないんじゃないかと思っていました。今日までにWakanaやHikaru(H-el-ical//)、梶浦さん(YKL)のLIVEには行っていたんですが、なんだか「着物を着る!!!」という気分になれなくて。
KEIKOがついにソロLIVEをしてくれたというのが、ようやく目に見える場所で3人が歩き出してくれたなぁと感慨深いです。
KEIKO自身も着物が好きかつ休止中に教室へ通って習っていたとのことなので、帯とか小物とかどんな組み合わせが良いかな〜とずっとそわそわして悩んで。こういう時間って久しぶりだな〜と嬉しくなりました。
もともと洗える着物(化繊)の予定だったんですが、台風10号の影響で雨が降ったり止んだりだったので、正絹以外の着物を持っていて良かったぁ……となりました。KalafinaのLIVEときも雨や雪が降ってましたから、今後はその辺りを意識したコーディネートの幅を増やしたいものです。
今回はKEIKOの初ソロLIVEというのに加えて久しぶりの1人参加だったので、もう渋谷について軽食をいただいている時からそわそわしてしまって。
開場10分前ならもう皆さんいるだろう、とちょっと迷いながら行ったら誰もおらず…… いや、野外にはお2人ほどいらっしゃったんですけど、受付は4階、会場は5階という看板がありそのまま横にあった階段で上がったら、「これ入って大丈夫ですか……?」という感じでガランとしていて。いままでLIVEといえば行列のイメージだったのでびっくりして、下に戻った方がいいのかな?とか挙動不審になりました。
特にKEIKOのLIVEと分かる訳ではないんですが、人生において最初で最後の出来事になりそうなので記念に撮影しちゃいましたよね。
階段を登ったら誰もいなくてびっくりした。まさかの入場1番乗り?してしまいました #LIVE_K001 pic.twitter.com/q8RYhmvVgk
— 舞と果実 (@sxpqbrllrd) 2020年9月6日
で、開場時間になったらチケットと会員証の確認のあと特典がもらえるんですけど、KEIKO直筆カード、LIVEロゴトートバッグ(黒かつ物販品より小さめ)、物販情報チラシ、新曲「エンドロール」の歌詞カードが入っていました。
会場特典はこんな感じでした。お隣さんと確認したらメッセージカードは直筆かつ全部違う?みたいなので気になる〜 #LIVE_K001 pic.twitter.com/10yivvwY34
— 舞と果実 (@sxpqbrllrd) 2020年9月6日
カードに書かれている言葉が「一つ」で、いやまさか1番最初の入場だからとかそういうあれではないだろう、と思ったら着席後のお隣さん情報で色々種類があることが判明し、会場限定のアフターイベント(ダブルアンコールでした)でKEIKOから、梶浦さん作曲・KEIKO作詞の新曲「七色のフィナーレ」の歌詞を分割したものとのお言葉がありました。
会場となったSHIBUYA CLUB QUATTROはスタンディングだとキャパは750人なんですが、今回は全席指定かつ新型コロなんちゃらの影響で座席数が大幅減少となり。最終的に今日会場にいる肉チョコメンバー(FC会員)は72人、しかも「七色のフィナーレ」の歌詞を分割していったらちょうど72分割できたとのこと。KEIKOが「奇跡」と言っていましたが、本当にその通りとうんうん頷いてしまいました。実は直筆を手にするのは初めてなので、大切に飾りたいと思います。
開演前の音楽は洋楽オンリーだったんですが、好みの音楽ばかりで聴いていてとても楽しかったです。Evanescence「Bring Me to Life」(最初だったので曲名ちょっと自信ない)、Linkin Park「Numb」、Katy Perry「Unconditionally」、Leona Lewis「I Will Be」、Britney Spears「Everytime」、Sam Smith「Stay With Me」、Coldplay「Paradise」、Jessie J「Flashlight」、Andra Day「Rise Up」などなど。選曲された方にオススメの洋楽をお聞きしたい気分です。
ちなみにチケットに記載されていた列番号と実際の席がなんだか面白い感じでした。カメラ用で1列目が潰れている(椅子自体はある)のは予想の範囲内なのですが、番号は列ごとではなくアリーナ全体を通しての番号(スタンディングの整理番号のような感じ)でした。30番台だったのでてっきり上手側かと思いきや下手端(ただし舞台との位置関係はほぼセンター)。
スタンディングだと下手側にある2本の柱(手前と後方)が邪魔という意見はネット上でいくつか見たんですが、その部分はドリー撮影のカメラだったので、席の配置は親切な感じでした。密回避のため座席も交互だったので、前方の方はみなさん男性でしたがよく見えましたよ。
そして開演時間の18:00になると客席の照明が落とされ、バンドメンバーさんが位置につき、まずは「Be Yourself」のovertureがスタート。そして満を辞してKEIKOが登場!
昨年のYKLのときは最後から数えて数列というくらい後方の席だったので、生でお顔を間近に見るのが久しぶりすぎてテンションが上がりました。視力が良くないのでLIVE用の度数の強い眼鏡をかけていても表情がはっきり見えるLIVEというのはとても貴重で、すごく嬉しかったです。
「Be Yourself」
今配信されている楽曲の中で1番好きな曲。公式さんが最近はどちらかというと「Ray」推しな感じがしていたので、最初がこの曲で嬉しかったです。
「始まりは」
「Ray」
正直に言うとあまり好きな曲調ではなかったんですが、なんだか生で聴くとしっくりきた感じがします。Kalafinaの「After Eden」といい、H-el-ical//の曲といい、そういう曲ってやっぱりあるんですね。
どちらもちょっとジャズっぽいリズムというか、ビルボードみたいな空間で聴いてみたい曲だなぁと思いました。
「溜息の消える街」
初公開新曲その1。なのだけど、個人的にその2のインパクトが強くて...... 好きな曲調な気はするので、見逃し配信でちゃんと聴こうと思います。
「茜」
初公開新曲その2。KEIKOがMCでバラード曲と言った時点で「お?」となり、イントロで「これ絶対好き」と思いました。 そして結論をいうと「好き」です。アルバムが発売されたら1曲を延々とリピートしそう。
井上麻里奈「宝石」(梶浦さん楽曲)
歌ってくれると思っていなくてとても嬉しかった曲その1。実はKEIKOが生で歌ってくれるのを聴くのは初めてです。KEIKOも「久しぶりに歌う」とは言っていましたが、今回初めてLIVEで歌う新曲と比べるとやっぱり歌い慣れていることによる安定感があるなぁと思いました。あと単純に歌い方が好きです。耳が幸せ。
「風の街へ」(FictionJunction)
歌ってくれると信じていたけど、曲名を言ってくれた瞬間「きゃー!」となった曲。もはや何も語らなくても分かってくださると思いますが、KEIKOが梶浦さんと出会ったきっかけの曲を初のソロライブで歌ってくれるなんて本当に嬉しい。NHKで放送していたアニメ作品の挿入歌だったので「子どもの頃、梶浦さんを認知していないときに好きになった曲」という個人的な思い入れもある曲で、生で聴けるだけでも幸せですが今回の歌い方がとても好みでさらに幸せでした。
あとね、ベースアレンジ!「風の街へ」というとピアノですが、ベースの目黒さん(このあとのメンバー紹介での一言「渋谷じゃなくて目黒」で覚えました)がアレンジを手がけてくださったとのことで、新しい「風の街へ」への挑戦に感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
尾崎豊「I LOVE YOU」
個人的に尾崎さんは父の世代が聴いているイメージが強くて、でもなんというかアーティストにとって特別な立ち位置の人なんだなぁ、と改めて思いました。歌う前のMCでKEIKOが「好きだからこそカラオケとかでも他の人に歌ってほしくない」というようなことを言っていて、気持ちは分かるのだけどなんだか笑ってしまいました。この後のMCで拾った配信組の「KEIKOがカバーした「I LOVE YOU」の音源がほしい」というコメントに対して「私のじゃなくてオリジナルを聴いて」というやり取りも聞いていて楽しかったです。
「I LOVE YOU」は何度か聴いたことはあるけれど特別好きな曲ではない、といった感じだったんですが、いざKEIKOが歌っているのを聴いたら「声も響きも歌い方も感情の込め方も私好みのパーフェクトですね!」となったので本当に音源がほしいです。
たしかここでバンドメンバーの紹介を含めたMCがあったのかな?今回のLIVEが初めてだった方、配信楽曲を担当してくださった方、梶浦さん関係のイベントで以前関わりのあった方。色々な方がKEIKOと一緒にステージに立ってくださっているのがなんだかとても嬉しくなりました。
そのあとは「抜き打ちチェック」で配信組のチャットを拾ってくれて、会場では現地と配信のタイムラグに笑ったりしていました。あと「(拍手とかwとかじゃなくて)拾えるコメントを頂戴!」なKEIKOは可愛かったです。今朝の朝食、テーブルの上のボトル(チョコレートなどKEIKOのご飯)、本日の衣装などなど。
着ていたワンピースは衣装決めの際のスタッフさんたちの一番人気とのことで、さらにブーツはKalafinaでも初期の頃に履いていた私物のブーツということになんだか嬉しくなりました。「永遠に見ていられるから困る」とスタッフさんにタブレットを返すKEIKOも可愛かったです。
「エンドロール」
「Change The World’s Colour」
アンコール
Kalafina時代(FictionJunction?)からの流れというか、拍手からの手拍子。人数が少ない分、普段より拍手の店舗に統一感があって面白かったです。
再登場してからさらっと「アルバムは12月2日発売」と言われて「えっ!?」となったけれどそういうところも好き。
「待っててくれてありがとう」はなんだかジーンときました。「こちらこそありがとう」と声に出して伝えたかった。声を出してはいけないのが本当に辛かったです。
「七色のフィナーレ」
梶浦さんの作曲。Twitterで曲名が発表されたとき、「ななしょく......いや、なないろかな?」とちょっとこんがらがりましたが、正直新曲のなかでは1番期待していました。MCで梶浦さんのことを話すときのKEIKOも可愛くてですね。歌っている姿もとても楽しそうでよかったです。
作詞はKEIKOだけれども、言葉の選択に梶浦さんの影響を受けているなぁとすごく感じました。アルバム音源ではギターが是永さんということですし、じっくり聴くのがとても楽しみです。
会場限定アフターイベント(ダブルアンコール)
KEIKOが舞台袖に下がったあとも照明は落とされたままだったので、「これはこのあとまだ何かあるでしょ!」といった感じで手拍子していたらバンドメンバーさんが登場され。
その後、KEIKOが登場する前に舞台袖でスタッフさんがKEIKOの名前を告げる声が聞こえ、会場はちょっとクスクス笑いが起こったのがLIVE会場ならではな感じがして楽しかったです。登場してからは左側のイヤモニが背中に行ってしまい見つけられなくてわたわた、キーボードさんやスタッフさんに助けてもらって装着するKEIKOが可愛くて。それまで下ろしていた髪をポニテに変更していたから、それで絡まってしまったんですかね?
そしてKEIKOから突然「配信は切ってあるよ〜」と言われ、ちょっとびっくりしつつのアフターイベント開始。いつもだったらわいわい反応したいところなんですけど大声は出しちゃいけないのでみんな拍手をしまくっていて。LIVE冒頭からそうした姿を見ていたKEIKOが「疲れちゃうからもういいよ。もう十分伝わってるよ」と言ってくれたのがなんだか嬉しかったです。まぁそのあとも拍手してしまい、またKEIKOから突っ込まれるんですけどね。
「色々考えていたんだけどこんな情勢だからやっぱり歌を届けたい」 と言ってくれて、アフターイベントはダブルアンコールになりました。
「synchronicity」(FictionJunction)
実は初めて生で聴いた曲その1。曲名が分かる前にKEIKOが「声は出しちゃいけないけど立つのはOK!」と言ってくれて、ちょっと心がざわざわした後に告げられた曲名は「synchronicity」。まぁみんな立ちますよね!!そのあとの行動は結構様々で、腕を振る人もいれば手拍子や身体を揺らす人もいて。いつもとはちょっと違うLIVE形式ではあるけれど、そうしたなかでも一体感があって、今回のLIVEで会場内が1番盛り上がった曲じゃないかと思います。
「野原」(FictionJunction)
実は初めて生で聴いた曲その2。KEIKO好きとしてはFictionJunctionのなかでもKEIKOメインの曲が大好きでして。かつバラード好きなので「風の街へ」と「野原」が二大推しみたいな部分があるので、今回のLIVEで聴くことができてとても嬉しかったです。響きなどがとても好きで聞き惚れてしまいました。
歌い終わってからはこれが最後のメッセージといった感じだったんですが、バンドメンバーさんが退場したあと、KEIKOが「写真を撮りたい」と言ってくれて。もともとはスケジュールに入れていなかったらしく、KEIKOが「写真お願いしまーす!」と舞台裏に声をかけるも誰も来てくれなくて。「まだ来ないね」なんて言いながら、ようやくバンドメンバーさんが来てくれたと思ったら今度は写真を撮ってくれるスタッフさんがおらず。もうKEIKOも会場も笑うしかない、といった感じでわちゃわちゃしていました。
パシャリ、と写真を撮ってもらった後は今度こそお別れで、拍手したり手を振りながらKEIKOやバンドメンバーさんを見送りました。
今回は本当に限られた人数のうちのひとりに選んでもらえてとても感謝するとともに、「KEIKOー!」と名を呼ぶことも、「おかえり」も「ありがとう」も「またね」も言えないことになんだかもうすごくフラストレーションが溜まりました。会場にいるということ自体が恵まれていることは分かってはいるんですが!次にKEIKOに会うときはぜひとも伝えたい!!
あと客席よりステージの方が高いしLIVEハウスだから床に傾斜がないので、手を振ったり拍手したりする際の腕の高さも動きの規模も後ろの人のことを考えてみんな控えめにしていたので、いつか今までのように思いっきりやりたいです。
その日が来ることを心待ちにしております。
まずは見逃し配信を堪能して、そのあとは12月2日に発売される1stアルバムを楽しみに、それまでの3ヶ月を乗り越えますよー!
※9月7日13:48追記※
中日スポーツさんが記事にしてくださいました!ありがとうございます!!